キッチン すぎの実
Six Attributes Garden =兼六園。 イケてる。
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湯涌温泉から下山。
兼六園方向へ下れば石引エリアに足が向く。
石引エリアは金沢に戻ってきてから大好きになった街。
人情ごはんやさんの聖地と言っても過言ではない。
ニュー狸もよぎるが今日は「ボンライス」というオリジナルメニューがあるという。洋食屋キッチンすぎの実さんへ行ってみよう。
店頭の看板には金沢の洋食メニューの「ハントンライス」そのアレンジの「カツハントン」。
その下に「ボンライス」が写真付きで掲載されている。
見た目はカレーのようで、ライスが見えない。たっぷり肉と玉ねぎが入ったソースの上には卵の黄身。ゴマも降りかかっている。
まず間違いのない見た目。
期待を胸に店内へ。
L字のカウンターと、テーブル席がいくつかある。無難な社員食堂のような雰囲気。しかし、清潔感はあり居心地は悪くない。
石引特有の「ようこそー」の挨拶ではなく、笑顔の「いらっしゃいませー」
とりあえずカウンター端に席をとり、
おかあさんに「ボンライス」を注文。
奥のキッチンからは旦那さんの仕事の音が聞こえる。
ぼんやりとメニューを見ながらボンライスを待つ。
ハントンも、カリーピラフも美味しそう、。定食系からは「いっぱい食べな」という想いも感じられる。
湯楽の飲泉の効果もあり、空腹感がつのる。
先にわかめのスープとサラダが供された。
腹が減っているので、すぐさま手をつける。胃が目覚めていく。
もうサラダとスープは食べてしまった、。というタイミングで「ボンライス」が到着。
お皿の青いラインが可愛い。
デミグラスと酸味のある香り。
豚肉でつくったハヤシライスのような料理であった。
香りどおり酸味があり、見た目より軽く食べられる。これは大盛りでも良かったかも、。
サラダとスープを食べ終えてしまったのに後悔しつつ、半ばで黄身を崩す。
酸味が少し和らぎコクが増す。
そこからは一気に完食。
美味しかった。ごちそうさまでした。
会計をお願いし、店を出る。
心地よい満腹感。
メニューのバリエーション、価格、量、人柄。全てに強めな主張は感じられなかった。
派手ではない。しかし素朴な優しさや心配りが感じられる良店。
いい意味でニュートラルかつ、ホッと安心できる店。
やはり石引。
また来たいと思う。
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