キッチン すぎの実

Six Attributes Garden =兼六園。 イケてる。

+++++++


湯涌温泉から下山。


兼六園方向へ下れば石引エリアに足が向く。


石引エリアは金沢に戻ってきてから大好きになった街。

人情ごはんやさんの聖地と言っても過言ではない。


ニュー狸もよぎるが今日は「ボンライス」というオリジナルメニューがあるという。洋食屋キッチンすぎの実さんへ行ってみよう。

店頭の看板には金沢の洋食メニューの「ハントンライス」そのアレンジの「カツハントン」。

その下に「ボンライス」が写真付きで掲載されている。


見た目はカレーのようで、ライスが見えない。たっぷり肉と玉ねぎが入ったソースの上には卵の黄身。ゴマも降りかかっている。

まず間違いのない見た目。

期待を胸に店内へ。

L字のカウンターと、テーブル席がいくつかある。無難な社員食堂のような雰囲気。しかし、清潔感はあり居心地は悪くない。


石引特有の「ようこそー」の挨拶ではなく、笑顔の「いらっしゃいませー」


とりあえずカウンター端に席をとり、
おかあさんに「ボンライス」を注文。

奥のキッチンからは旦那さんの仕事の音が聞こえる。

ぼんやりとメニューを見ながらボンライスを待つ。

ハントンも、カリーピラフも美味しそう、。定食系からは「いっぱい食べな」という想いも感じられる。

湯楽の飲泉の効果もあり、空腹感がつのる。

先にわかめのスープとサラダが供された。

腹が減っているので、すぐさま手をつける。胃が目覚めていく。

もうサラダとスープは食べてしまった、。というタイミングで「ボンライス」が到着。

お皿の青いラインが可愛い。

デミグラスと酸味のある香り。
豚肉でつくったハヤシライスのような料理であった。

香りどおり酸味があり、見た目より軽く食べられる。これは大盛りでも良かったかも、。

サラダとスープを食べ終えてしまったのに後悔しつつ、半ばで黄身を崩す。

酸味が少し和らぎコクが増す。

そこからは一気に完食。


美味しかった。ごちそうさまでした。


会計をお願いし、店を出る。


心地よい満腹感。


メニューのバリエーション、価格、量、人柄。全てに強めな主張は感じられなかった。

派手ではない。しかし素朴な優しさや心配りが感じられる良店。

いい意味でニュートラルかつ、ホッと安心できる店。

やはり石引。

また来たいと思う。

お風呂の入り方、知ってる?

理想の温浴施設 ”金沢銭湯🍑の湯”  の運営を目指す番頭さんのブログ。